つる性の常緑低木であるヘデラは世界に8種類が分布しています。
ツルの途中から何本も気根という根を伸ばして、その根が建物の壁にへばりつき、どんどんと上に伸び、30mにもなることがあります。
一番よく見かけるのが、ヘデラ”ヘリックス”という品種で「アイビー」とも呼ばれ、緑色の葉をしたものや黄色い斑のはいるものなど、たくさんの品種があります。
つり鉢に植えてツルが伸びるままに育てたり、ツルを色々なところにからませたり、寄せ植えにも欠かせない植物のひとつです。
寒さに強く一年中外で育てられます。
春〜秋は直射日光に当たると葉が焼けてしまいますので半日陰の場所で育て、冬は日の当たる場所で育てます。
日陰でも育ちますが室内ではできるだけ明るい場所に置くようにしましょう。
特に斑入りの品種は日光不足になると斑が薄くなることがあります。
乾燥に強い植物ですが、極端に乾かすと葉が落ちてしまいます。
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は回数を控えめにします。
肥料は5〜9月に2ヶ月に1回、観葉植物の置き肥などを株元に施しましょう。
3〜4月と9〜10月に挿し木で増やすことができます。
伸びすぎた枝を切り戻した際にでる枝なども、長さ10〜15cmの枝にして利用するのがおすすめです。
根が出るまで1ヶ月ほどかかりますので、それまで乾かさないように注意し、半日陰の場所で管理します。
鉢植えの場合根づまりしやすいので数年に1回植え替えをしましょう。 |