フェンネルは、『魚のハーブ』と呼ばれるほど魚と相性がよいハーブで、全体にはアニスに似た強い芳香とかすかな甘い香りがあり、料理や薬に広く活用されます。
直根性で根がまっすぐ下に伸び、移植を嫌うので直播します。
コンテナ栽培にはあまり向かないそうですが、大きめの深い鉢でなら可能なようです。
種まき時期は4〜5月と9〜10月で、1ヶ所に4〜6粒千鳥蒔きにし、軽く土をかぶせます。
日当たりと水はけのよい土で育て、夏の乾燥に注意して育てます。
根が地上に出ないように土寄せをし、雨で倒れやすいので、梅雨時期は支柱を立てるようにしましょう。
夏は直射日光を当てずに避暑対策をとります。
初夏から夏に、ディルに似た傘形の黄色の小花を咲かせます。
冬は地上部が枯れますが、株元で切り戻しておくと春に新芽が出てきます。
茎と葉は魚料理の香り付けや煮込み料理、サラダ、スープ、マリネ、ドレッシングやオイル&ビネガー漬けなどに利用。そしてフェイシャルスチームにも活用できます。
種はティーやお菓子、ピクルスなどに利用します。
糸のように細かい葉には魚の臭みや、余分な脂肪分を消す作用があり、 利尿作用、消化促進、咳止め、口臭予防などに効果があります。
交雑しやすいキャラウェイ、コリアンダー、ディルとは近くに植えないように注意しましょう!
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